斑鳩 法起寺 最古の三重の塔

法起寺 最古の三重塔
法起寺 最古の三重塔

三重塔としては、最大最古。生駒郡斑鳩町岡本にある法起寺(ほうきじ)。

塔の起工は飛鳥時代の684年、完成は706年。(710年が平城京遷都の年)

この塔は当時の姿をそのまま伝えているとの事で必見の価値あり。

 

この寺は、聖徳太子の妃である刀自古郎女(とじこのいらつめ)(蘇我の馬子の娘)を住まわせていた岡本宮の跡地と言われ、太子の遺言により子息の山背大兄王(やましろのおおえのおう)が岡本宮を寺に改めたのが法起寺の始まりと伝えられている。

 

この寺から見下ろす斑鳩の里はなんとも風情があり、聖徳太子が推古天皇の摂政の立場で最も内政・外交にわたって活躍している時期に、あえて飛鳥を離れこの斑鳩に遷宮したか?

などなど想いを馳せるには充分な場所でした。法隆寺と比べると見どころはあまりないですが、ゆったりとした時間を過ごせるいい場所です。